Chatreey T9HはN150搭載のミニPC市場で注目すべき一台
Chatreey T9H N150の価格
Amazonでの今日現在の価格は¥23,999円(割引クーポン込み)
他にも安いIntel N150搭載機はあるが、このPCのRAMは16GBでストレージ512GB搭載。しかも付いてるUSB-Cポートは映像出力対応してて、一方はUSB給電対応。このスペックなので同価格帯の中では高いコストパフォーマンス。
それとUSB-C給電はモバイルバッテリー駆動が可能かもしれない為、後ほど検証する。
PCMark 10 Extendedテスト
まず使用用途を測るためPCMark 10 Extendedを三回実施して中央値を採用。
無料版と比べExtendedはより詳細に測定してます。
- Essentials:スコア6168 → 一般的なPC利用基準値 – 余裕の快適さ (4100以上推奨)
- Productivity:スコア4607 → オフィス用途基準値 – 作業用PCとしてOK (4500以上推奨)
- Digital Content Creation:スコア2402 → 画像・動画編集 – 厳しい (3450以上推奨)

Chatreey T9Hのサイズ
ミニPCのサイズ。手のひらに収まるコンパクトさでカラーはオフブラック。
金属的な見た目だが素材は樹脂の為、意外に質感は安っぽくない。
サイズは
- 横幅:112mm
- 奥行き:112mm
- 高さ:36.5mm(ゴム足除く)
- 重量約360g
重量だが缶ジュース程度の重さを想像してほしい。
YouTubeでもレビュー
Chatreey T9H N150はYouTubeでも詳しくレビューしてますが
この記事は追加情報も入れてます。
ポート類とミニPCとして拡張性
正面
- 電源ボタン:窪みがあり判別しやすい
- LEDインジゲーター:電源状態を視認可能
- 3.5mmオーディオ端子:有線イヤホン・ヘッドホン接続可
- USB 3.0 Type-A ×2:高速転送対応、周辺機器接続向き

側面
- 両側に熱対策の通気孔配置
背面
- HDMI 2.0 ×2:4K60Hz対応。NetflixやAmazonプライムの4K視聴可
- USB-C映像出力:モバイルモニターとケーブル1本で接続可
- USB-Cデータ用:SSマーク付き、PD給電対応 → モバイルバッテリー駆動を検証した結果、問題なく動作
- 1G LANポート:有線ネット接続対応
- WiFi 5:ワイヤレス接続対応
- 給電用端子:専用アダプター利用可

しっかり底部にVESAマウント穴が開いてて、モニター裏などへの設置も可能。
Chatreey T9H N150のOSとライセンス認証
Windows 11 Proを搭載しててライセンス認証済み。Microsoft Defenderでフルスキャンしたが異常はなし。それとこのOSはVL版ではないため安心。

Twin Lake世代のCPUと電力管理
搭載CPUはE-Coreのみで構成された Intel N150。Alder Lake-NのN100後継となるTwin Lake世代。
4コア4スレッド、TDP6W、ブースト時3.6GHz、GPUクロック1GHz
Intel N100より若干の強化されたCPUで、ネット上には誤情報も散見されるが、Intel公式情報を基に確認済み。それとこのミニPCの電力設定を確認すると下記のような設定がされてた。
- PL1:20W(通常最大消費)
- PL2:25W(一時的なブースト)

RAMとストレージ
このPCに内蔵されたRAMやストレージ容量と規格は以下の通り。
RAM : 16GB DDR4 (N150の最大対応RAMは16GB)
ストレージ : 512GB SATA SSD(実使用可能容量475GB)
それで、内部へのアクセスも可能ですので確認した内部写真がコチラ

- RAMはDDR4 3200MHz、中国製
- SSDは2242 SATA、中国製
- 増設可能スペースあり(2280 NVMe、PCIe 2.0対応)
ミニPCベンチマークテスト
- Speedometer 3.0:スコア11.5 → N97・N100搭載機種と同水準

- Cinebench R23:マルチコア:2834 / シングルコア:763

- PassMark:CPU Mark 6050

- 3DMark Steel Nomad Light:246 → 内蔵GPUの性能比較では、良いスコアが出てるN100とほぼ同等

FF14ベンチマーク → ゲーム用途は不可

ミニPCの実使用テスト
- YouTube視聴時のCPU負荷:動画再生中のCPU利用率40%台
- Netflix 4K視聴時のCPU負荷:最高100%、温度最大53℃、消費電力15.26W
- Cinebench中の温度・消費電力:最高温度64℃、消費電力23.55W
- OBS録画や配信時の負荷:CPU利用率100% → OBS用途は負荷が高すぎる
- Discord利用 → OK

Chatreey T9H N150 結論
N150を搭載ミニPCの中ではChatreey T9Hはコストパフォーマンスが抜群。USB-Cは映像出力とUSB給電対応しててモバイルバッテリー駆動も可能。
ネット閲覧・動画視聴・軽いオフィスワークには最適。ファンノイズも控えめ。見た目の質感も悪くない。今日現在、競合機種を調査しても同価格帯でこのスペックは他にない。
そんな感じで、2万円台前半で選ぶならChatreey T9H間違いなしな結論