GMKtecから登場の最新ミニPC 「EVO-X2」。このPCは AMD Ryzen AI Max+ 395 を搭載し、圧倒的な処理能力を誇りますので、YouTube で数多く ミニPCをレビュー してる ヨーイチ が解説します。
GMKtec EVO-X2 はミニPCの限界を超えた高性能
GMKtec EVO-X2の価格
このモデルは、ゲーミングやクリエイティブワーク、AI処理に最適です。本記事では、EVO-X2の特徴を詳しく解説し、競合モデルとの性能比較を行います。
EVO-X2の主な特徴
- CPU: AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア32スレッド)
- GPU: Radeon 8060S(統合型)
- メモリ: LPDDR5X 8000MHz(最大128GB)
- ストレージ: 最大2TB SSD(PCIe 4.0)
- 冷却システム: Max3.0 Airflow System(静音性向上)
- 接続性: USB4×2、Wi-Fi 7、デュアル2.5G LAN
- AI処理能力: 最大126 TOPS(ローカルAI対応)
競合モデルとの性能比較
EVO-X2 と 競合するミニPCのスペック を、以下の表で比較しました。
機種名 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | AI処理能力 | 価格(参考) |
---|---|---|---|---|---|---|
GMKtec EVO-X2 | Ryzen AI Max+ 395 | Radeon 8060S | LPDDR5X 8000MHz(最大128GB) | 最大2TB SSD(PCIe 4.0) | 126 TOPS | 約224,990円~ |
GMKtec EVO-X1 | Ryzen AI 9 HX 370 | Radeon 890M | LPDDR5X 7500MHz(最大64GB) | 最大1TB SSD(PCIe 4.0) | 50 TOPS | 約131,000円~ |
MINISFORUM AI X1 Pro | Ryzen AI 9 HX 370 | Radeon 890M | DDR5 6400MHz(最大96GB) | 最大12TB SSD(PCIe 4.0) | 50 TOPS | 約149,584円~ |
『EVO-X2』と『EVO-X1』で使われてるCPUの違い
CPU GPU比較表
項目 | Ryzen AI Max+ 395 | Ryzen AI 9 HX-370 |
---|---|---|
CPUアーキテクチャ | Zen 5 | Zen 5 + Zen 5c |
コア数 | 16 | 12 |
スレッド数 | 32 | 24 |
ベースクロック | 3.0GHz | 2.0GHz |
最大クロック | 5.1GHz | 5.0GHz |
L2キャッシュ | 16MB | 12MB |
L3キャッシュ | 64MB | 24MB |
TDP (デフォルト) | 55W | 28W |
内蔵GPU名 | Radeon 8060S | Radeon 890M |
GPUクロック | 最大 2.90GHz | 最大 2.90GHz |
コンピュートユニット (CU) | 40 | 16 |
シェーダーユニット | 2560 | 1024 |
テクスチャユニット | 160 | 64 |
ラスタオペレーションユニット (ROP) | 80 | 32 |

ゲーム性能は?
内蔵GPUですが、そこそこのゲームも楽しめて、Apex Legends を遊ぶ場合の目安を表にしました。
機種名 | 1080p (低設定) | 1080p (高設定) | 1440p (高設定) |
---|---|---|---|
GMKtec EVO-X2 (Radeon 8060S) | 約120fps | 約85fps | 約60fps |
GMKtec EVO-X1 (Radeon 890M) | 約90fps | 約65fps | 約45fps |
Radeon 8060S を搭載したEVO-X2なら、グラフィック設定を下げれば120fps前後 の性能があり、プレイすることが可能。一方、Radeon 890M 搭載の EVO-X1 は90fps前後 位と、対戦型のFPSゲームは苦しい場面が出てきます。
内蔵GPU性能が近いグラフィックボード
- GMKtec EVO-X2 (Radeon 8060S) → RTX 3060 Ti
- GMKtec EVO-X1 (Radeon 890M) → GTX 1660 Ti
どちらも内蔵GPUにしては高性能です
以下に、GMKtec EVO-X2、GMKtec EVO-X1、MINISFORUM AI X1 Proのインターフェイスを比較した表をまとめました。
項目 | GMKtec EVO-X2 | GMKtec EVO-X1 | MINISFORUM AI X1 Pro |
---|---|---|---|
USBポート | USB4 × 2、USB 3.2 Gen2 × 4 | USB4 × 1、USB 3.2 Gen2 × 3 | USB4 × 2、USB 3.2 Gen2 × 2 |
映像出力 | HDMI 2.1 × 2、DisplayPort 2.1 × 1 | HDMI 2.1 × 1、DisplayPort 1.4 × 1 | HDMI 2.1 × 1、DisplayPort 2.0 × 1 |
LANポート | デュアル2.5G LAN | シングル2.5G LAN | デュアル2.5G LAN |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 7 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.4 |
Oculinkポート | あり(PCIe 4.0 x4) | あり(PCIe 3.0 x4) | あり(PCIe 4.0 x4) |
オーディオ | 3.5mmジャック、光デジタル出力 | 3.5mmジャック | 3.5mmジャック、デュアルマイクアレイ |
ストレージ拡張 | 最大2TB SSD(PCIe 4.0) | 最大1TB SSD(PCIe 4.0) | 最大12TB SSD(PCIe 4.0) |
メモリ拡張 | 最大128GB LPDDR5X | 最大64GB LPDDR5X | 最大96GB DDR5 |

MINISFORUM AI X1 Proは、最大12TBのストレージ拡張やデュアルマイクアレイを搭載しており、特に拡張性とAI機能の強化が特徴です。一方、GMKtec EVO-X2はUSBポートの数が多く、映像出力の強化がされており、ゲーミングやクリエイティブ用途に適しています。
どのモデルを選ぶべきか?
EVO-X2 と X1 はポート類の充実度も違います。それ以外にEVO-X2は、最新のRyzen AI Max+ 395を搭載し、AI処理能力やメモリ速度で他のモデルを圧倒しています。特に、ローカルAI処理を活用したいユーザーには最適な選択肢です。一方、価格を抑えたい場合は EVO-X1 がコスパが高くて良いです。
結論 | GMKtec EVO-X2
GMKtec EVO-X2 は、最新技術を詰め込んだミニPCで、AI処理やそこそこのゲーム、クリエイティブワークに最適なモデルで、競合モデルと比較しても、性能面で優位性があり、特に AI活用を考えているユーザー にはおすすめですよ!!
