本日は、5万円以下で最強スペックを誇るミニPC「GMKtec NucBox M7」について、詳しく見ていきます。GMKtecのミニPCはスピード重視のチューニングが特徴で、今回のモデルにはAMD Ryzen 7 Pro 6850Hを搭載。果たしてどれほどの実力を持っているのか実機レビューをお届けします。
GMKtec NucBox M7 Ryzen 7 Pro 6850H価格
今日現在のAmazon価格はRAM16GB+ストレージ512GBが¥49,980円 (割引クーポン込み)
価格は日々変動するのと、Amazonセール中は更に安くなることもある。
GMKtec NucBox M7が使える目安
性能をPCMark 10で検証
無料版じゃなくより詳しくテストをするPCMark 10 Extendedで、普段使いからクリエイティブな用途まで確認したのがコチラ。
- Essentials(一般的な使用):スコア 9383 → 余裕の快適さ (4100以上推奨)
- Productivity(オフィス作業):スコア 8449 → 作業用PCとしてOK (4500以上推奨)
- Digital Content Creation(画像・動画編集):スコア 8554 → クリエイティブ用途にも対応(3450以上推奨)

この結果から、一般的な作業だけでなく、画像や動画編集にもそこそこ以上に使える性能である事が分かります。後ほどより詳しいベンチマークテストやゲームや動画編集の使用感も詳しくチェック。
GMKtec NucBox M7のボディやサイズ
ミニPCのボディ
デザインとボディのチェック GMKtec NucBox M7はコンパクトなボディに高性能を凝縮。
- サイズ:約129.6×127.8×57.7mm(ゴム足込み)
- 重量:約550g
- 半透明のトップパネル(塩ビ素材・傷が入りやすい)
トップパネルは半透明の塩ビ素材で、アクリルより柔らかく傷が入りやすい点が気になりました。個人的には通常の天板の方が安心だったかもしれません。


ミニPCをYouTubeでもレビュー
今回のGMKtec NucBox M7ですがYouTubeでも詳しくレビューしてる為、併せて見ていただくとより分かりやすくなります。
ポート類
豊富なポート類をチェック。前面・背面のポートを整理すると以下の構成になっています。
前面
- 電源ボタン(薄い緑色)
- 3.5mmオーディオ端子(有線イヤホン向き)
- USB-A ×2(最大10Gbps / USB3.2 Gen2)
- USB4(映像出力・SSD接続可)
- Oculink(eGPUとの接続可能)

特に一番右のOculinkポートの搭載は注目ポイント。eGPU(外付けGPU)と接続することで、ゲーム性能が大幅に向上します。実際にRTX4060を接続し、Call of Duty BO6が快適に動作しました。この機能によりミニPCですが本格的なゲームプレイや動画編集が可能になります。
背面
- USB-A ×2(低速タイプ)
- DisplayPort & HDMI(映像出力)
- USB4(PD電源にも対応)
- 2.5Gbps LAN ×2
- 電源ポート

映像出力は前後の規格が違うものを併せて4ポートでした。
OS
OSとライセンスの確認 このPCにはWindows 11 Pro(OEMライセンス)が搭載されており、ライセンス認証もアクティブ。

更新プログラムも適用済みで、セキュリティ面でも問題ありません。ミニPCに詳しい方はライセンスが気になると思いますが、OEMライセンスのため安心して使用できます。

スペック
このGMKtec NucBox M7はRAMやストレージ容量が違うバリエーションが用意されてます。
CPU
このミニPCに搭載されているCPUはAMD Ryzen 7 Pro 6850Hで8コア16スレッドの強力なCPU。

分かりやすいよう似たようなCPUも載せてます。
RAMとストレージ
このミニPCはRAMとストレージ容量のバリエーションが用意されてます。
- RAM : 16GB or 32GB
- ストレージ : 512GB or 1TB
ボディの内部を開けてRAMとストレージを確認中の写真


ベンチマーク
ブラウザー速度
Speedometer 3.0:スコア23.1
このスコアならネット検索は超快適

Cinebench R23
- Cinebench R23:マルチコア13223 / シングルコア1543
5万円以下のミニPCでこのスコアはかなり凄い!!5万円台でも見かけませんよ。

PassMark
PassMark:CPU Mark 24793 / シングルスレッド3468
このベンチマークのスコアも凄い

GPU
AMD Ryzen 7 Pro 6850HにはRadeon 680MのGPUが内蔵されてて3D Markの中から内蔵GPUテストに合ってる軽めのSteel Nomad Lightをテストしました。
3DMark Steel Nomad Light
3DMark Steel Nomad Light : スコア2289

このスコアですがIntelの内蔵GPUとは一線を画す性能なのが分かります。さらにOculinkを活用しRTX4060を接続しましたが、スコア10716まで向上してます。拡張性を活かせば、ミニPCながら高性能なゲームPCに変貌します。
ゲームのベンチマーク
ゲーム内で測れるベンチマークも一応載せておくとShadow Of The Tomb RaiderのフルHD画質ですが
レンダリングフレーム数 : 5777 / 平均フレームレート :36

ミニPCの消費電力や発熱
消費電力と発熱・静音性 使用時の消費電力・温度・ファンノイズを測定しました。
- 動画視聴(Amazonプライム)
- 消費電力:最大27.36W(通常14.23W)
- CPU温度:最高52℃(通常49.4℃)
- ファンノイズ:ほぼ無音
- Cinebenchテスト(高負荷時)
- 消費電力:最大54.45W
- CPU温度:最高86.4℃
- ファンノイズ:許容範囲
高負荷時には温度がやや高めになるものの、普段使いでは静音性に優れ日常利用には快適です。

まとめ:GMKtec NucBox M7は買いか?
- 5万円以下で最強クラスの性能(Ryzen 7 Pro 6850H搭載)
- Oculinkによる拡張性の高さ(外付けGPUでゲームPC化可能)
- Windows 11 Pro搭載 (OEMライセンスで安心)
- 小型&静音設計で使い勝手◎
- RAM・ストレージの耐久性が不明(長期使用でどの位使えるのか?)
総じて、5万円以下では最強クラスのミニPC。性能重視のチューニングながら、OSから電源設定を変更する事により少しですが省電力運用も可能。高性能ながらコスパの良い、魅力的な一台です。
