2025年11月に発売されたGMKtec NucBox M8と、上位モデル NucBox M7 と比較して、両モデルの違いを、 YouTubeで数多くミニPCをレビューしてる私 ヨーイチ が、徹底解説。画像引用元:GMKtec
両ミニPCのスペック比較表
NucBox M8がどんなミニPCかわかりやすいようにM7とスペック比較しました。
| 項目 | NucBox M8 | NucBox M7 |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 PRO 6650H | Ryzen 7 PRO 6850H |
| メモリ | LPDDR5 16GBオンボード ※増設不可 | DDR5 最大96GB拡張可 |
| ストレージ | M.2 SSD×2 最大8TB拡張可 | M.2 SSD×2 最大4TB以上 |
| 冷却 | Arctic Ocean デュアルファン | Hyper Ice Chamber 2.0 |
| ネットワーク | 2.5GbE LAN×2 / Wi-Fi 6E | 2.5GbE LAN×2 / Wi-Fi 6 |
| 価格帯 | 約5~6万円 | 約5.5~7万円 |
セ―ル時以外の価格差は、新製品なこともあり5千円~1万円程度ですね。
CPUの詳細比較
| 項目 | NucBox M8 (Ryzen 5 PRO 6650H) | NucBox M7 (Ryzen 7 PRO 6850H) |
|---|---|---|
| アーキテクチャ / 世代 | Zen 3+(Rembrandt) | Zen 3+(Rembrandt) |
| 製造プロセス | 6nm | 6nm |
| コア / スレッド | 6コア / 12スレッド | 8コア / 16スレッド |
| ベースクロック | 約3.3GHz | 約3.2GHz |
| 最大ブーストクロック | 最大4.5GHz | 最大4.7GHz |
| キャッシュ(L2/L3合計の目安) | 約19MB | 約20MB |
| 内蔵GPU | Radeon 660M(RDNA 2、512 SP) | Radeon 680M(RDNA 2、768 SP) |
| メモリサポート | DDR5-4800 / LPDDR5-6400 | DDR5-4800 / LPDDR5-6400 |

CPUの違い
- M8:Ryzen 5 PRO 6650H(6コア/12スレッド、最大4.5GHz)
- M7:Ryzen 7 PRO 6850H(8コア/16スレッド、最大4.7GHz)
→ M7の方がマルチ性能が約10〜15%高い。シングル性能はほぼ同等。
GPUの違い
- M8:Radeon 660M(512 SP)
- M7:Radeon 680M(768 SP)
→ M7の方がグラフィック性能が上。
両ミニPCのベンチマ-クスコア
M7は実測値で、M8とそこから推定値にしてます。
| ベンチ項目 | NucBox M8(推定) | NucBox M7(実測) | 差分の目安 |
|---|---|---|---|
| PassMark CPU Mark(マルチ) | 21,000〜22,500 | 24,793 | 約-10〜-15% |
| PassMark Single Thread | 3,250〜3,350 | 3,468 | 約-3〜-6% |
| Cinebench R23(Multi) | 11,200〜11,900 | 13,223 | 約-10〜-15% |
| Cinebench R23(Single) | 1,440〜1,500 | 1,543 | 約-3〜-7% |
- 同じZen 3+世代なのでシングルコアは数パ-セントの差程度となり、普段使いだと体感上ほぼ変わりないかと。
- マルチはコア数差(8C→6C)と最大ブースト差(4.7→4.5GHz)を反映し、約85〜90%程度に落ちるのが妥当。
拡張性とメモリの注意点
- メモリ
- M7: DDR5スロットで増設・換装が可能(上限が大きく運用柔軟性あり)。
- M8: LPDDR5オンボード(増設不可)。購入時の容量が将来も固定になるため、用途に応じた適正容量選びが重要。
- ストレージ:
- どちらもM.2 NVMeでの拡張は可能。容量・速度の面では購入後も対応しやすい。
ポート類比較
| 項目 | NucBox M8 | NucBox M7 |
|---|---|---|
| USB4 Type-C | ×1(PD3.0 / DP1.4 / 40Gbps) | ×2(PD / DP対応) |
| OCuLink | ○(eGPU対応) | ○(eGPU対応) |
| USB 3.2 Gen 2 Type-A | ×3 | ×2 |
| USB 2.0 Type-A | ×1 | ×2 |
| LANポート | 2.5GbE ×2 | 2.5GbE ×2 |
| HDMI | HDMI 2.0 | HDMI 2.1 |
| DisplayPort | ○ | ○ |
| オーディオジャック | ○ | ○ |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2 | Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2 |
M8:
- USB 3.2 Gen2 Type-Aが多く、周辺機器接続に強い
- Wi-Fi 6E対応で最新規格に準拠
- OCuLink+USB4で外部GPUや高速拡張に対応
M7:
- USB4ポートが2基あり、映像出力や高速転送で余裕あり
- HDMI 2.1対応で4K/120Hzなど高リフレッシュ映像出力に強い
- OCuLink+USB4で外部GPUや高速拡張に対応

NucBox M8ボディの質感
- 新筐体デザイン:EVO-X1直系の新筐体を採用し、従来よりも目新しさがある。
- 素材感:オールメタルボディで高級感と堅牢さを兼ね備え、安っぽさがないと評価されている。
- デザイン特徴:C字型フレーム+柔らかな照明を備えた未来的な雰囲気。レッドドット賞を受賞したチームによる設計で、デザイン面でも評価が高い。

ヨーイチ
NucBox M7は天板が傷つきやすくて苦手でした。

NucBox M8の静穏設計とファンの音
NucBox M8は「デュアルファン+ベイパーチャンバー」で冷却性能が安定していると評価が高く、M7よりも静音性は改善されているようです。
一方、私も感じてますがNucBox M7は高負荷時にファン音がやや気になってます。

結論 | GMKtec NucBox M8向きな方は
私がNucBox M8とM7のスペックを比べて感じたのが
- 静音性重視ならM8:デュアルファン+ベイパーチャンバーで安定冷却、ファン音も抑えめ。
- 性能重視ならM7:冷却力は十分だが、ファン音はM8より大きめ。高負荷作業では音が気になる可能性。
値段差は新製品なこともあり5千円~1万円程度ですので、一番はファンの音。それと傷のつきにくくて扱いやすい新型ボディ。ここを重点的に考えてから選んでください。



