GMKtec NucBox G10実機レビュー|N150より速いエントリーミニPCの実力

GMKtec NucBox G10 ミニPC

Intel N100やN150を搭載した格安モデルより、もう少し速いエントリー機が欲しいと言う方向けに、 Ryzen 5 3500Uを搭載したGMKtec NucBox G10を、YouTubeで数多くミニPCをレビュ-してる私ヨーイチが、実機で検証。検証機はGMKtecより提供

手のひらサイズの筐体デザイン

NucBox G10はシルバーのコンパクトボディ。横幅97mm、奥行き103mm、高さ44mmと、スマホと並べてもほぼ同じサイズ感。重量は約283gで非常に軽い。

樹脂素材のため持ち運びも容易。ブラックカラーも選択可能で、デスクが散らかっていても置き場所に困らない。底面にはVESAマウント用の穴があり、モニター裏に取り付けて省スペース化も可能。

GMKtec NucBox G10

フロントと背面のインターフェイス

前面には緑色の電源ボタン、USB3.2 Gen2ポート、3.5mmイヤホンジャックを配置。外付けSSDでテストするとシーケンシャルリード900MB/s超えを確認。確かにGen2仕様だ。イヤホンジャックはマイク入力にも対応しており、オンライン会議や配信用途にも便利。

背面はさらに充実。HDMI2.1、DisplayPort1.4、USB-Cの3系統から同時に映像出力が可能。すべて4K60Hz対応で、マルチモニター環境を簡単に構築できる。加えて2.5Gbps対応LANポート、Wi-Fi5、USB-A、電源供給用USB-Cも備える。小型ながら拡張性は十分。

GMKtec NucBox G10正面
GMKtec NucBox G10背面

Ryzen 5 3500U搭載でN150を超える性能

最大の特徴はCPU。AMD Ryzen 5 3500U(4コア8スレッド、TDP15W)を搭載。Intel N150と比較するとスレッド数が倍で、GPU性能も大幅に上。N150では物足りないユーザーにとって魅力的な選択肢になる。

Ryzen 5 3500UとN150比較表

メモリはDDR4 16GBを標準搭載。ストレージは512GBと1TBのモデルがあり、NVMe SSDを採用。内部には増設スロットも用意され、最大64GBメモリや高速SSDの追加も可能。ベンチマークではシーケンシャルリード3176MB/sを記録し、十分な速度を発揮した。

GMKtec NucBox G10内部
ストレージ速度

ベンチマーク結果と実使用感

PC Mark 10 Extend

  • Digital Content Creation:3142(動画編集はやや不足)
  • PCMark 10 Essentials:6924(Webブラウジングや動画視聴は余裕)
  • Productivity:6195(オフィス作業も快適)
項目GMKtec NucBox G10
(Ryzen 5 3500U)
Intel N150搭載ミニPC
CPU構成Ryzen 5 3500U / 4コア8スレッド / TDP 15WIntel N150 / 4コア4スレッド / TDP 6W
クロック性能最大ターボ 3.7GHz前後最大ターボ 3.6GHz前後
内蔵GPURadeon Vega系Intel UHD系
Cinebench R23Multi 3389 / Single 930Multi 約2700 / Single 約900
PassMarkCPU Mark 7420 / Single 2212CPU Mark 約6000 / Single 約2100
Passmark 3D1770500前後
Speedometer 3.113.111〜12

Cinebench R23ではマルチコア3389、シングル930。N150と比べシングル性能は近いが、マルチは約20%高速。

PassMark CPU Markは7420、シングルスレッド2212。こちらもマルチ性能で23%上回った。

NacBox g10 CPU Mark

内蔵GPUのPassmark 3Dスコアは1770と圧倒的で、軽めのゲームやGPU支援処理で500前後のN150を大きく引き離す。

Speedometer 3.1では13.1を記録し、N100/N150より一段上。実際の使用感も良好。ChromeでのWeb検索やAmazon表示はスムーズで、カクストレージ。音声生成ソフトでは処理時間が半分に短縮され、クリエイティブ用途でも差が出る。

温度・消費電力・ファンノイズ

アイドル時のCPU温度は約61.8℃、消費電力10.69W。Netflix再生時は68℃前後、消費電力12.8W。

ベンチマーク負荷時は最高78.3℃、消費電力26W。小型筐体ゆえ温度はやや高め。

ファンノイズは高音寄りで41dB程度。静音性を重視する人には気になるかもしれないが、性能とのトレードオフと割り切るべきだろう。

OSとライセンス

OSはWindows 11 Proを搭載。ライセンス認証済みでアップデートも最新。Microsoft Defenderでのフルスキャンも問題なし。ライセンス形態はOEMで、VLではないため安心して利用できる。BIOSはAMI製で、電源設定をハイパフォーマンスにしないと性能が出ない点は注意。

GMKtec NucBox G10 OS

結論|小型で速いエントリーミニPCを探すなら

使ってみて私が感じたGMKtec NucBox G10の印象は

  • 手のひらサイズで軽量
  • HDMI/DP/USB-Cの3系統映像出力
  • Ryzen 5 3500U搭載でN150より20%以上高速
  • 内蔵GPU性能は圧倒的に上
  • NVMe SSD搭載でストレージ速度も十分

上記のような特徴でした。

温度やファンノイズはやや高めだが、総合的には「安くて小さく、それでいて速い」エントリーミニPCとして非常に魅力的。N150では物足りないユーザーにとって、次の一歩となるモデルだ。

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